愛子焼酎のネーミングは、時にいろいろなドラマを生みます。 この「愛子」もそうですね。 名前が「愛子」で上ラベルに「慶祝」とありますので、皇族にお生まれになったあの方と、どうしても結びつけてられてしまいます。 宮内省御用達なんて噂もありますが、皇太子殿下がお好きな焼酎は、確か「百年の孤独」だったと思います。 実は、屋久島にある「愛子岳」からのネーミングだそうです。 愛子岳、標高1235メートルです。 ひょっとしたら、「慶祝」のラベルは、純粋に愛子さまがお生まれになったことをお祝いして、後から貼るようになったのかもしれませんが、よくわかりません。 裏ラベルの能書きです。 「屋久島空港に降り立ち、山に瞳を放つ人が最初に見るのは、ユネスコの「世界自然遺産リスト」に搭載され、広く人類の宝ともなっている愛子岳の端正な姿です。 屋久島焼酎「愛子」は、古来、山岳信仰の対象として島民の尊崇を受ける秀峰にちなみ、新しい時代の夢を育みたいと、西暦2000年を期して発売されました。 名水とうたわれる清く味わいまろやかな水、厳選された原料からいもを使用して、焼酎本来のうまみを生かしつつ、品のよい香り、すっきりした飲み口のよさに仕上げました。 愛飲家皆さまの末永いおつきあいをお願い申し上げます。 末永いおつきあいを、と言われましても、当地では相当入手困難なのですけど、と突っ込みの一つもいれたくなりますね。 2000年誕生とうことは、あの方の誕生のよりも1年前だと思います。 品の良い香り、すっきりした飲み口とは、蒸留が減圧蒸留していることを示しているのだと思います。 でも、減圧だけでなく、常圧との焼酎とのブレンドのようです。 個人的には、三岳の方が好きですねぇ。 三岳は、焼酎の良さがしっかり出てますし。 本坊酒造の屋久の島も、甘くて美味しい焼酎だと思いますが。 率直に言って、減圧蒸留焼酎は、海とか、天孫降臨とかありますけど、どうも苦手です。 愛子は、ギリギリのところで、バランスがとれてすっきりしている感じですね。 初心者の方は、飲みやすさを感じられると思いますが、グダグダの中年酒飲みオヤジには、少々物足りない、というのが正直な感想です。 この愛子、減圧蒸留ですけど、あの減圧蒸留特有のセメダイン臭はそれほど感じません。 麹は、白かなぁ。 減圧にするぐらいですから、白だと思うのですが、インターネットで調べてもよくわかりません。 評価は、☆☆☆、でも、ちょっと厳しいかな。 【製造元:三岳酒造株式会社】 【原料:黄金千貫】 【麹:米麹(不明)】 【蒸留:常圧蒸留・減圧蒸留混和】 【アルコール度数:25度】 愛子 1800ml 【三岳酒造】 ジャンル別一覧
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